真性包茎を放置するリスク:尿路感染症になりやすい

大人の真性包茎は立派な病気です

新生児はほぼ100%の人が仮性または真性包茎で、乳児の頃は80%、中学生にもなれば10%にまで包茎の割合が減少します。
つまり思春期になる頃にまでには、ほとんどの人が自然治癒で剥けている状態になります。
逆に言えば包茎は、15歳まではペニスの皮が伸び成長段階で改善する余地がありますが、15歳を過ぎてしまえば、まず自然に治ることはありません。
その場合は、必ず手術で治しておく必要があります。
見た目のコンプレックスから手術の決心をする人もいるかもしれませんが、そうでなくても大人の包茎は立派な病気です。
包皮に汚れが溜まり、不衛生な状態が続いてしまうことから、放置しておくと他の様々な病気を引き起こしてしまうリスクがあります。
また、性器を不衛生にしておくと性病にかかるリスクも高くなるので、パートナーの子宮がんの原因ともなってしまうのです。
痛みや傷跡が怖くて手術をためらっている人も、必ず治しておきましょう。

真性包茎を放置することのリスク

先ほども言いましたように、真性包茎の人は性器が不衛生な状態であるため、「亀頭包皮炎」「陰茎がん」「閉塞性乾燥性亀頭炎」「尿路感染症」など、様々な病気にかかる可能性があります。
尿路感染症とは、尿の通り道である「尿路」に何らかの細菌が入ることに引き起こされる病気です。
もしもこの状態が続けば、細菌が全身へと回り「敗血症」となります。
尿路感染症の原因の80%は大腸菌で、幼少期の頃は便中の大腸菌が尿路に侵入しやすいため、発症率が高くなります。
また女性は、男性よりも肛門から尿道口までの距離が短く、尿路感染症を引き起こす可能性があります。
しかし、包茎を放置している男性も、衛生上の問題でかかるリスクが高いのです。
高熱が出たり、吐き気や腰などの鈍い痛みを伴うこの病気は、根本から解決しなければ何度も繰り返してしまいます。
包皮と亀頭の間は、体温で暖かく、なおかつ湿潤傾向にあるので、細菌がとても住みやすい環境なのです。

まとめ

真性包茎は、自分が重大な病気にかかるだけでなく、パートナーへ病気のリスクを負わせてしまうことにもなります。
また、コンドームを正常に装着できなかったり、射精がうまくできないことから不妊にも繋がります。
性器を清潔に保とうとしても、自分で包皮を剥いて洗うことは不可能ですので、細菌やウイルスを溜め込んだり、汚臭の発生を免れることはできません。
大人の真性包茎は何一ついいことがないので、放置をせず早めの治療が必要です。

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